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2012年8月 5日 (日)

第22話 古事記の鵠(くぐい)が日本書紀で白鳥となったのはなぜ?

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『古事記』の垂仁天皇の条に、立派に成長しても物を言うことができないサホヒメが生んだ御子、ホムチワケのエピソードが紹介されています。

ある時、空を飛ぶ鳥を見たホムチワケが片言をしゃべったことから、天皇は、その鳥をつかまえさせたが、ホムチワケは期待どおりにしゃべることはできなかったというものです。

『古事記』は、その鳥を鵠(くぐい)とし、『日本書紀』は、白鳥とします。

『古事記』の鵠(くぐい)は、白鳥と訳されますが、鵠(くぐい)にはコウノトリという説もあります。

コウノトリは白黒二色の配色をもつ鳥です。製鉄集団に陰陽五行説が影響を与えた時代に、白をシンボルカラーとする集団と、黒をシンボルカラーとする集団が婚姻等により、融合したのではないでしょうか。

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鵠が捕まるまでに飛びまわる紀伊国、播磨国、因幡国、丹波国、但馬国、近江国、美濃国、越国はいずれも、製鉄にゆかりの地と思われます。

鵠がこれらの地を飛ぶことで、陰陽五行の影響を受け、砂鉄により栄えたことを物語っているのではないかと思います。

その後、砂鉄が掘りつくされ、陰陽五行の影響も薄れてくると2つの集団は良好な関係から対立するようになったのではないでしょうか。

『日本書紀』の編纂に白をシンボルカラーとする集団が携わったことから、空を飛ぶ鳥が白鳥になった?のではないでしょうか。

ということは、黒をシンボルカラーとする集団が『古事記』の編纂に携わり、砂鉄により先ほどの国が栄えたのは、白黒二色の集団が手を結んだからということを、鵠(くぐい)という鳥で表現したかったのかも知れません。

『古事記』の同じホムチワケのところに、次の誓約が紹介されています。

「鷺(さぎ)巣池の木に住む鷺よ、誓約(うけい)によって落ちよ」という誓約により、鷺が地に落ちて死んだり、再び生き返える。

甜白檮(あまかし・甘樫丘)の埼に生えている葉広熊白樫(葉の広い樫の木)を誓約によって枯らしたり、ふたたび生きかえらせる。

鷺は白い鳥であり、甘樫丘に白の字がつかわれ、カシの木が白樫であることや、その誓約の内容から、白に対する何らかの思いを感じます。

さらに、「黒木のす橋をつくる。」と、黒は良いイメージで使われていますが、これらの話は『日本書記』には紹介されていません。

 

 

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