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2012年6月23日 (土)

第6話 「白黒の砂鉄」と失われた地名「黒白」


               
このマークは、ハワイのサーフィンブランドTown&Countryのロゴにも使用されていることから、眼にすることが多くなりましたが、もとは陰陽魚太極図といい、黒白二匹の魚が絡み合った様などを表し、古代中国で流行し道教のシンボルとして世界中に広まったマークです。

 

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糸井川河口の古い字、耳田の隣に黒白、籠という字があり気になっていたところ、真弓常忠氏の『古代の鉄の神々』(学生社1997年刊)の次の一文に出会いました。

それは、「出石神社所蔵の文書に記された丹後国風土記逸文に、火明命が高志(越)国を領したのは、オオナムチ、スクナヒコの二神が「白黒の鉄砂」を得たので、これを二神の霊として、火明命をして奉祭りせしめた。」という一文です。

 

出石神社はアメノヒボコゆかりの神社でもあり、糸井川河口附近には、アメノヒボコの岳父をまつる佐伎津比古阿流知命神社があることから、耳田、黒白、籠の3つの隣接する字は、砂鉄が採取された土地ではないかとの思いが強まり、さらに、黒白二色の配色について調べることにしました。 

 

ところで、豊岡市出石町の入佐山3号墳から出土した150グラムの砂鉄は、粒の細かい丸みを帯びた砂鉄であることから、日本海で採取された浜砂鉄と考えられています。
               
私は、地理的な条件から良質の砂鉄が大量に眠っていたと思われるアメノヒボコ岳父ゆかりの糸井の地、字、黒白で採取され、「白黒の砂鉄」としてひと山越えた出石に移動した集団の長が大切に祭っていたのではないかと考えますがどうでしょうか。

 

私たち現代人は、黒白二色の配色はお葬式をイメージし、おめでたい時には一般的に使用しません。しかし、砂鉄の元となる黒雲母と白雲母を含む地層を求めたであろう砂鉄にかかわる古代人には、とてもおめでたい配色だったかも知れません。

 

ツバメ、セキレイ、コウノトリ、これら黒白二色の鳥も、古代人の眼で眺めてみると違った世界が見えてきます。

 

 

 

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